ホリス・ブラウンのバラッド新着!!
Bob Dylan “The Ballad of Hollis Brown” 了解。 ほな、冒頭に曲の背景をきちんと置いて、 そのあとにいつもの「くだものbob」文体で本文、 最後にさりげないアフィリエイトを添える形でま […]
ストレートな、I want you
(ディランはいつだってそうや) この曲が流れると、 空気がちょっとだけ前に出る。 押しつけがましくはないけど、 引く気もない。 1966年。 『Blonde on Blonde』の中でも、 この曲は一番まっすぐや。 比喩 […]
ただ川の流れを見ているだけで
“Watchin’ the River Flow”(1971)——この曲は、「動き続けること」しかできなかったディランが、初めて“止まること”を歌った曲。 「ただ眺める」という境地にたどり着く。 夜そのものが少し冷たくな […]
墓石みたいな夜に──Tombstone Blues と巣鴨の風
Bob Dylan / Highway 61 Revisited (1965) 1965年のアメリカは、 ベトナム戦争、黒人差別、学生運動、政治の混乱…… 国全体が“熱を持った深夜”みたいな時代やった。 ディランはその年 […]
崩れんといてほしい夜──Don’t Fall Apart On Me Tonight と巣鴨の深夜
Bob Dylan / Infidels (1983) 「Just a minute before you leave, girl…」歌は、その一言でいきなり胸の奥を掴んでくる。あと一分だけでもいいから、ここに残ってほし […]
働く夜に灯る歌──Workingman’s Blues #2 と巣鴨の風
Bob Dylan / Modern Times (2006) 2006年、ディランは65歳。アメリカは戦争のただ中で揺れ、景気は不安定、格差は広がり、“働く人間の歌” がどこかに置いてけぼりになっていた時代や。 そんな […]
本当の君を見てしまった夜
Bob Dylan “Seeing the Real You at Last” 1985年、アルバム『Empire Burlesque』。 ディランはもう若くない。 派手な時代の波の中で、 それでもひとりの男として、 静 […]
星の道と傷のあと──Where Are You Tonight?
Bob Dylan / Street-Legal (1978) ミランの灯りを落として、最後の皿を拭いていたら、店の奥の方で、雨粒がガラスを叩く音がした。巣鴨の夜は、遅くなると街全体が深呼吸するみたいや。そんな時に聴きた […]
